日光白根山 日本百名山一座目

 日光白根山登山記録(令和元年 5月10日)

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菅沼登山口

4時半に家を出て6時着。先行者二人見かける。白根山には高校生の時に登って以来、40年前のこと。

 

靴、初めてのアイゼン履いて4時半スタート。

YAMAPのルートをGPSで確認しながら登る予定が、その使い方熟知してなく、起動出来ず。地図とコンパスで大丈夫だろうとスタート。

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登山口から雪、朝はまだ凍っていて歩きやすい。

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途中、ルート外れ雪の沢を登る。右か左か悩んだ場所があり、コンパスでは右、しかし先行者のトレースが多いのは左、ちょっと先で合流するだろうと左に。

斜面段々ときつくなりルートに合流する気配なし、右にトラバースすればルートに戻る筈と試みるが沢のサイドの木々の近くでは踏み抜きが大きい。危険なので上に進むことにする。トレースを信じて。アイゼンとピッケルなしでは無理だった。初めて使うアイゼン、ピッケルの練習も今回の山行の目的だったがピッケルのピックまで使うとは。

休憩で携帯が繋がればYAMAP使えるかなと思ったけどまだ圏外、もしかして使い方間違っているのかなとYAMAP画面ひらく。のぼるをタップして地図起動。安堵、安堵。

自分の正確な位置を確認。沢を登り切り傾斜が緩くなり一安心。今度はGPSを使ってルートに戻る。

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これが間違って登ってしまった沢。帰りは正規のルートで降りてきたが確かに安全なコースだがコースが雪のためか分かりにくく、踏み抜き地獄。技術と雪崩等と知識があれば冬はこのコースもありかなと思った。自分には無謀の一言に尽きる。

BC穂高YouTubeピッケル等の講習みておいてよかった。

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コースに戻った弥陀が池 10時。

凍った池の向こうの白根山と疲れ切った自分。

腹には荷物を詰め込んである。

 

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座禅山と白根山の分岐でブレンチ。おにぎり2個とホットココア。

ここでおじさんのソロと二人の若者(30代後半)がお先に。

頂上まで夏のコースタイムで1時間、疲れたカラダがここまでかと問いかける。

もう少し、ダメなら戻ろうと出発。

先ずは急斜面ほぼ直登、途中バランスを崩し滑落(大袈裟かな)ピッケルで止める。

この練習も今回の課題だったけどその元気はない。

 

踏み抜きながら少しずつ頂上に。数歩歩いては休みながら。

それでも進めばいつか頂上だと。高度を稼いでくるに従って見えてくる周りの山々。

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燧ケ岳、両耳が可愛い。

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平ヶ岳、ここからの奥白根山がとてもいいと深田久弥先生が言っていたような、

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至仏山バックカントリースキーしたら気持ち良さそう。

 

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今日は快晴

午前は雲ひとつ無し、これなら、途中にザックおいて水、地図、カメラだけ持って空身で頂上目指しても大丈夫だろうと、アイゼンも外して出発。急登を登りやっと稜線。

目の前が頂上かと思いきや、数メートル登り返して頂上。苦しい。

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13時12分

やっと、やっとの思いで奥白根山のてっぺんに!

バンザイ、バンザイ、万歳!

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日光連山ファミリー

左手前が太郎山かな、高校生の時ソロで登ったが途中で断念したことを思い出す。

男体山の右奥に俺の住んでる鹿沼市が見える筈なのだが。(鹿沼からは奥白根山の頂上付近だけが綺麗に見える)

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 皇海山(すかいさん)

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武尊山(ほたかさん)

 

帰りは多少は楽かなと思っていたが、雪がゆるみ、疲れ切った体は踏ん張りが今ひとつきかない。超斜面では時には体を斜面に向け靴を蹴り込み降り、置き去りのザック、アイゼン、ピッケルを回収して緩斜面に。そこには踏み抜き地獄が待っていた。一度は踏み抜いた足が抜けず、ピッケルのブレードでかかと側を掘る。

 

弥陀が池で小休憩、ホットココアと明治の板チョコ。

 

後はのたりのたりと菅沼登山口を目指すだけ、

GPSでコース外れないようにして。

それが非常に難しかった。樹林帯の中、そして雪、踏み抜き地獄。

結局、一度コースから外れてしまったけど無事下山。

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足ガクガク‼️

17時47分